「大切にしていたロレックスが動かなくなってしまった」
「ガラスが割れてボロボロだけど、さすがにこれは売れないよね……」
と、諦めて机の奥にしまい込んでいませんか?
高級時計の代名詞であるロレックスですが、実は「壊れているから価値がない」という常識は当てはまりません。たとえ針が止まっていても、ガラスが粉々に割れていても、あるいはベルトがちぎれてバラバラの状態であっても、ロレックスには驚くほどの価値が残っています。
むしろ、壊れたまま放置してしまうことこそが、資産価値を下げてしまう一番もったいない行為かもしれません。
この記事では、なぜジャンク品のロレックスに高値がつくのか、その理由と買取可能な具体的なケースを詳しく解説します。修理に出すべきか迷っている方も、この記事を読めば「今すぐ査定に出すのが正解」である理由が納得できるはずです。
ロレックスは壊れていても高値で売れるのか?
結論から申し上げますと、壊れたロレックスはほぼ確実に売却が可能です。
一般的な時計であれば、修理代が買取価格を上回ってしまうため「ジャンク品は買取不可」となるケースが珍しくありません。しかし、世界的な需要があるロレックスは別格です。動作不良はもちろん、部品が欠損しているような状態であっても、驚くような高値がつくケースが多々あります。
なぜそこまで価値が落ちないのか、その具体的な理由を見ていきましょう。
世界中に存在する圧倒的なパーツ需要
ロレックスが壊れていても売れる最大の理由は、「部品(パーツ)」そのものに価値があるからです。
ロレックスは一つのモデルを長く製造するため、修理して使い続けるユーザーが世界中に存在します。しかし、メーカーでの部品保持期間が過ぎたアンティークモデルなどは、正規店でも修理ができない場合があります。
そうした際、中古市場に流通しているジャンク品から取り出した「純正パーツ」が、世界中の時計技師やコレクターの間で喉から手が出るほど求められているのです。
ボロボロでも再生できる「ロレックスの堅牢さ」
ロレックスはもともと「オイスターケース」に代表されるように、非常に堅牢な造りをしています。
外見がどれほどボロボロでサビついて見えても、内部のムーブメント(機械)の基幹パーツが無事であることは少なくありません。熟練の技術者がオーバーホール(分解掃除)を施せば、数十年前に止まった時計でも再び正確に時を刻み始めることができます。
この「再生能力の高さ」こそが、壊れていても資産として認められる大きな要因です。
自社修理・メンテナンス体制がある買取店の存在
最近では、自社で時計修理工房を構えたり、熟練の時計技師と提携したりしている買取店が増えています。
こうした店舗では、壊れたロレックスを安く買い取って外部へ転売するのではなく、自社で安価に修理して再販するルートを持っています。中間コストを抑えて製品を「復活」させることができるため、故障している分を差し引いても、お客様に還元できる買取金額を高く設定することが可能なのです。
| 故障の状態 | 買取の可否 | 理由 |
| 不動(動かない) | ○ 可能 | オーバーホールで直るため |
| ガラス割れ | ○ 可能 | 風防の交換で再生できるため |
| パーツ欠損 | ○ 可能 | 他の時計の修理用部品になるため |
| 水没・サビ | ○ 可能 | 内部パーツの洗浄や交換で対応できるため |
こんな状態でも大丈夫!買取可能な「壊れたロレックス」の例
「長年使っていないし、故障もひどいから、もう価値がなくなってしまったのでは……」
と不安に思われるかもしれませんが、買取の現場では驚くほど多様なコンディションの品物が取引されています。
具体的にどのような状態であれば買い取りが可能なのか、代表的なケースをいくつかご紹介します。ご自身がお持ちのロレックスの状態と照らし合わせてみてください。
針が動かない・リューズが巻けない「不動品」
ロレックスのトラブルで最も多いのが、時計の針が止まって動かなくなる「不動」の状態です。
リューズが空回りしてゼンマイが巻けなかったり、カレンダーの切り替えができなくなったりしていても、基本的には買取可能です。多くの場合は、内部の機械(ムーブメント)の油切れや、パーツの摩耗が原因です。これらは適切なオーバーホールによって解消できるため、動かないという理由だけで価値がゼロになることはありません。
風防ガラスのひび割れや文字盤のサビ
見た目のダメージが大きく、売却を躊躇してしまいがちなのが「外装の破損」です。
- 風防(ガラス)のひび割れ・粉砕
- 文字盤の変色・シミ・腐食
- 針のサビや夜光塗料の剥がれ
これらは一見すると致命的に見えますが、ロレックスであれば交換用のパーツが流通しているため、修復が可能です。特に「文字盤の焼け」などは、アンティーク市場では「経年変化の味わい」として、むしろ高く評価されるケースさえあります。
ブレスレットの破損やベルトのみ・パーツのみの状態
「時計本体しかない」「ベルトがちぎれてしまった」という場合や、逆に「余ったコマやバックルだけがある」という状態でも、諦める必要はありません。
ロレックスはブレスレット単体でも数万円以上の価値がつくことが一般的です。また、本体(ケース)のみの状態であっても、中身のムーブメントが無事であれば高額査定の対象となります。
| 状態の例 | 買取時のポイント |
| ガラス粉砕 | 破片が内部に入っていても、そのままの状態で見せてOK |
| ベルトなし | 「ヘッドのみ」として正当に評価される |
| リューズ取れ | 外れたリューズが手元にあれば、必ず一緒に持ち込む |
| 針の外れ | 文字盤内で針が転がっていても買取可能 |
壊れたロレックスを売る前に知っておくべき3つの注意点
壊れたロレックスを少しでも良い条件で手放すためには、査定に出す前の「判断」が重要になります。
良かれと思って行ったことが、結果的に損を招いてしまうケースも少なくありません。ここでは、ジャンク品を扱う際に必ず押さえておきたいポイントを整理しました。
高額な修理やオーバーホールは「あえてしない」
「修理してからの方が高く売れるのでは?」と考える方も多いですが、結論から言えば、壊れたままの状態で査定に出すのが最も賢い選択です。
ロレックスの正規オーバーホール費用は、モデルや状態によって5〜10万円以上、部品交換を含めればさらに高額になることもあります。修理に出すことで査定額は上がりますが、多くの場合「修理代金の持ち出し分」を回収できるほどの大幅なアップは見込めません。買取店は一般ユーザーよりも安く修理できるルートを持っているため、現状のままお持ちいただくのが結果としてお客様の手元に多くのお金が残る事となります。
外れたパーツや付属品はすべて持ち込む
時計がバラバラになっていたり、パーツが外れていたりする場合、その「欠片」一つひとつが重要な査定対象になります。
- 外れてしまったリューズや針
- ちぎれたベルトの破片や余りコマ
- 割れたガラスの破片(※怪我のないよう袋に入れるなど)
これらが揃っているだけで、修理のコストが下がり、査定額がプラスになる可能性があります。また、保証書(ギャランティカード)や箱などの付属品は、壊れた時計であっても「本物である証明」として非常に大きな役割を果たすため、忘れずに揃えておきましょう。
古いモデルほど「アンティーク価値」が眠っている可能性
もしお持ちのロレックスが数十年前に購入した古いものであれば、壊れていても予想外の価値がつくかもしれません。
いわゆる「4桁リファレンス」と呼ばれる古いモデルは、現在アンティーク市場で価格が高騰しています。たとえ動かなくても、当時の純正パーツ(文字盤、ベゼル、針など)がそのまま残っていることに希少価値がつく世界です。「古いし壊れているから」と価値を決めつけず、専門の知識を持つプロの目に委ねることが大切です。
| 項目 | 注意すべきポイント |
| 修理の要否 | 不要。 そのまま出すのが一番お得です。 |
| 掃除・手入れ | 無理に磨かず、軽く汚れを拭き取る程度でOK。 |
| 付属品 | ボロボロの箱や保証書でも、あれば必ず持参。 |
| パーツの欠落 | 外れた部品は捨てずにすべて集めておく。 |
まとめ
本記事では、壊れてしまったロレックスがなぜ売れるのか、その理由と高く売るための注意点について解説してきました。
「動かないから」「ボロボロだから」と諦めてしまうのは、非常に大きな損失です。世界中で愛されるロレックスは、たとえ部品一つになっても価値が消えることはありません。むしろ、壊れたままの状態でこそ、プロの鑑定士がその「眠っている価値」を正しく見極めることができます。
- 修理費用をかける前に、まずは現状のまま見せる
- 外れたパーツや付属品も、一つ残らず持ち込む
この2点を心がけるだけで、思わぬ高値がつく可能性がぐっと高まります。もしご自宅に眠っている故障したロレックスがあれば、処分を考える前にぜひ一度、お気軽に査定へお持ちください。お客様の大切な時計が持つ「本来の価値」を、精一杯引き出させていただきます